江戸っ子の好みと調和して、 江戸市中にはたくさんのそば屋が生まれました。 砂場、更科など、おなじみの屋号はその頃からのものです。 藪蕎麦もそのひとつ。 幕末の頃、根津団子坂にできた「蔦屋」を源流としています。 「やぶそば」の呼称は、 この団子坂のお店が薮下と呼ばれることころに あったことから付いたとも言われていますが、 今やそば屋の代名詞として使われるほどに親しまれています。 「蔦屋」の看板は、その後「神田やぶそば」に受け継がれ、 ここを中心として結成されたのれんの集団が藪睦会。 以来、八十余年の歴史を重ねてまいりました。 藪睦会の会員店では『おいしいそばを、気持ち良く』 召し上がっていただくように努めております。 どうぞ今後とも、末長くお引き立てのほどを よろしくお願い申しあげます。 |
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